映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

映画

「ママ、ごはんまだ?」アムステルダム上映

2018年3月7日と9日 Cinemasia 映画祭で上映。

「四万十〜いのちの仕舞い〜」監督・溝渕雅幸 at 元町映画館

www.inochi-shimanto.com高知県、四万十川流域で訪問診療を行う小笠原医師を、四季の移ろいの中で追って行くドキュメンタリー。過疎、高齢化は四万十に限らず全国、全世界の課題だ。高齢化に限って言えば都会の方が深刻らしい。実際対応できる医師はここ高知…

「否定と肯定」監督ミック・ジャクソン at 宝塚シネ・ピピア

www.bleeckerstreetmedia.com ホロコースト否定論者がホロコースト研究者を名誉毀損で訴える。英国の法律では原告ではなく、被告に立証責任がある、という。英国ではなく、米国の女性がその被告となり、大弁護団と共に闘うというお話し。 ホロコースト研究者…

「スリー・ビルボード」監督マーティン・マクドナー at OSシネマズミント神戸

www.foxsearchlight.com脚本兼任のマーティン・マクドナー監督は英国演劇界出身。資料によると米国をあてどなく旅をしていた途中、バスの車窓から見えた二枚の看板(ビルボード)に書かれていた怒りのこもったメッセージを目撃したことから本作の着想を得たと…

「希望のかなた」監督アキ・カウリスマキ at 元町映画館

www.kibou-film.com35㎜フィルム上映。 「ル・アーブルの靴みがき」から6年、再び欧州に於ける難民問題を扱うカウリスマキ監督。その6年の間に中東の不毛な戦争は深刻化し、この映画でも船でフィンランドに逃げて来たシリア難民の主人公は滔々と自国の事情と…

「大阪物語」監督・吉村公三郎 at 京都府京都文化博物館フィルムシアター

www.bunpaku.or.jp1957年大映作品。 原作が溝口健二となっていて、溝口が撮るつもりだったのにクランクイン寸前に急逝した為、追悼作品として吉村公三郎が監督を引き継いだ。脚本は溝口の座付、依田義賢。抜群のストーリーテリング、近州の極貧の一家が大阪…

「ル・アーブルの靴みがき」監督アキ・カウリスマキ at 元町映画館

www.janusfilms.com 2011年の作品、元町映画館で35㎜フィルム上映。 しばらくカウリスマキの映画はサボって見ていなかった。フィンランドの小津は相変わらずであった。ちょっと北野武をも彷彿とさせるタッチ。 ル・アーブルは検索するとフランスの港町。不法…

「キングスマン:ゴールデンサークル」監督マシュー・ヴォーン at 109シネマズHAT神戸

www.facebook.com007シリーズの亜流と見なされていた0011ナポレオン・ソロシリーズの主演を務めたロバート・ヴォーンの妻の連れ子マシュー・ヴォーン監督。忸怩たる思いがあったのかそれとも環境がそうさせたのか、キングスマンなるウラ007を創造する。映画…

香港「Like Japan」インタビュー

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白羽ゼミ5期生卒業制作作品「あすなろ家族」淡路島上映会 at 洲本オリオン

淡路島フィルムオフィス支援作品上映会開催|お知らせ|淡路島テレビジョン(ATV) www.kobe-np.co.jp 島舞台に映す家族の姿 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 想定外の満員御礼。 劇場版 神戸在住 [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 201…

「ママ、ごはんまだ?」香港上映 at The Grand Cinema

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「台湾萬歳」監督・酒井充子 at 元町映画館

「台湾萬歳」公式サイト 台湾三部作、三部作ということはこれが最終章なのか。今回は台東縣の成功鎮という漁村の、原台湾民族に焦点を当てる。 一様に日本語を話す老年層と、カタコトのその子の世代。しかし、若い層になるとそれはない。 漁も狩りも土地の神…

「永遠のジャンゴ」監督エチエンヌ・コマール at シネリーブル神戸

eien-django.com その名を知っていても全くの不見識であったジャンゴ・ラインハルトの戦時中のエピソード。 朗々と流れるロマの歌を遮断し、抹殺するモーゼルの銃声。このショットの連なりだけで時代とこれから始まる民族迫害の予感を感じさせる映画的なオー…

「IT/イット"それが見えたら終わり"」監督アンディ・ムスキエティ at OSシネマズ神戸ハーバーランド

www.facebook.com撮影監督が韓国人、監督はアルゼンチン出身でこれまでもホラー映画を手掛けていたらしいが、資料によると脚本に名を連ねている日系人が本作を監督する予定だったとのこと。しかしながら各国人種混成で映画をつくるプロダクションの贅力にま…

「ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜」監督・滝田洋二郎 at 109シネマズHAT神戸

www.last-recipe.jpつくり手も題材も全く違う今年の映画「追憶」と見終わった後の印象が似ている。護送船団な製作委員会のクレジットからもうそのニッポン芸能界的忖度しまくりのムードは始まっていて、ラストに至るまで変わらなかった。様々なご苦労が目に…

「甘い夜の果て」監督・吉田喜重 at シネマヴェーラ渋谷

1961年松竹作品。 吉田喜重監督3作目、この次が名作「秋津温泉」('62)。ヌーヴェルバーグ前夜といったところか。 三重県四日市市が舞台。石油化学コンビナートの街、今と比べるべくもない都会ぶりだ。この街のデパートに勤める津川雅彦がその男前っぷりを利…

映画「36.8℃」監督・安田真奈 at イオンシネマ加古川

trs-d.jp 「劇場版 神戸在住」('15)で一緒に仕事をした安田真奈の11年ぶりの監督作品であり、 私の「ママ、ごはんまだ?」('17)で一青妙の中学生時代を演じた堀田真由初主演作品でということで何かとご縁を感じる。加古川の県立農業高校での撮影現場にもお邪…

第3回ソウル国際フード映画祭

関西国際空港よりOZ1135便でソウル金浦国際空港着。 www.sifff.kr 第3回ソウル国際フード映画祭会場に到着。スタッフは女性ばかりでウチの大学の学園祭みたいだぞ #ママごはんまだ #whatsfordinnermom #sifff #seoulinternationalfoodfilmfestival フォーポ…

「リンキング・ラブ」監督・金子修介 at 109シネマズHAT神戸

movie.linking-love.com ロマンポルノ出身の監督でコンスタントに毎年映画を撮っている監督というと金子修介監督だけではないか。今風、に寄ることなくむしろダサいくらいの「昔ながらの味」というか切れ味はなくとも変わらぬ老舗の味といったところか。自ら…

「禅と骨」監督・中村高寛 at 元町映画館

www.transformer.co.jp禅宗の僧ヘンリ・ミトワの日米を跨ぐ一代記を記録と劇パート、更にはアニメーションを繋いで駆け足で見せ切る。色即是空空即是色なんのその、ミトワ氏は映画をつくりたいという我欲、今に生きず過去に生きるのだと疾走する。その深層心…

「女神の見えざる手」監督ジョン・マッデン at TOHOシネマズ日本橋

misssloanemovie.com アメリカの銃規制を巡る保守右派(または長老派と言うべきか)と規制強化派の攻防をロビイストと言う立場から描く。ロビイストはエリザベス(ジェシカ・チャスティン)。ただのやり手ではない。男社会に挑む気負いと言うよりは知性と野心で…

「ロキシー」監督ゲイリー・マイケル・シュルツ at MOVIXあまがさき

roxxy.jp

「八重子のハミング」監督・佐々部清 at 宝塚シネピピア

yaeko-humming.jp愛のかたちというものは様々で、出会いも別れも各々の記憶の奥底に沈殿している肌の温もりと労わりあう感情で支えられる、ということを描いている映画である。 こういうかたちになり得ることが、個人的には想像がつかない。ミヒャエル・ハネ…

「ドリーム」監督セオドア・メルフィ at TOHOシネマズ西宮OS

www.foxmovies.com

「アウトレイジ 最終章」監督・北野武 at 109シネマズHAT神戸

outrage-movie.jp このシリーズ、2作目「ビヨンド」('12)が好きだった。3作目があるとは想像していなかったが旧知のスタッフとの縁で今年初め頃の神戸ロケを見学させて頂き、そのスピーディな演出と一枚岩のスタッフワークを目の当たりにして期待が高まった…

「エタナティ 永遠の花たちへ」監督トラン・アン・ユン at シネリーブル神戸

eternity-movie.jp「ノルウェイの森」以来6年ぶりのトラン・アン・ユン監督作品。撮影監督は前作に引き続き台湾の李屏賓。「ノルウェイの森」とは違うキラキラなデジタル撮影。 19世紀のフランス、裕福な家庭の三代に渡る家族の物語、いや物語はさほど語られ…

「ブルーム・オブ・イエスタディ」監督クリス・クラウス at Bunkamura ル・シネマ

ナチスドイツの加害者の孫と被害者の孫が、件の虐殺を研究する学会で出会い、反発し、やがて惹かれ会うというナチスの犯罪を現代の舞台に持ち込み、かつ若い世代に仮託して描くというアイデアは秀逸で、キャメラもなかなか素敵だ。しかし、ドイツ的なるもの…

「オン・ザ・ミルキーロード」監督エミール・クストリッツァ at TOHOシネマズ西宮OS

onthemilkyroad-lefilm.comセルビア語映画だが、地理的には曖昧な土地が舞台。けたたましい動物たちの声、そして睥睨するハヤブサ。豚は肉になり、屠殺された豚の血で鵞鳥は入浴し、血の匂いに満ちた鵞鳥に蝿が集る。ロバを脅しハイスピードで這い回る蛇もハ…

「エル ELLE」監督ポール・ヴァーホーヴェン at 神戸国際松竹

https://www.facebook.com/ElleTheFilm/ 幼少期に父親が起こした猟奇殺人事件以来、傷つくことをやめてしまったかのような精神状態の女をイザベル・ユペールが演じる。口は悪いが他者に与えることは厭わない。だらしのない息子、欲望のまま生きる母親の要求…

「三度目の殺人」監督・是枝裕和 at 109シネマズHAT神戸

gaga.ne.jp観ている途中でジョン・フランケンハイマー監督「終身犯」('62)を思い出した。テレビで一度観ただけの映画で画を殆ど覚えていなかったが、この映画の後半ではっきりと重なるシーンがあることを認識した。キネマ旬報の特集号を読んでも誰も指摘して…