映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「2046」監督ウォン・カーウェイ at OSシネ・フェニックス

1960年代、あるホテルに住む作家(トニー・レオン)と彼をめぐる女たちの恋模様を
1年ごとのクリスマスイヴに区切って描く。「2046」とは彼の書く小説の中の未来世界
であり、ホテルの部屋番号でもある。小説「2046」は、ホテルの支配人の娘
(フェイ・ウォン)と日本人の男(木村拓哉)の恋愛が、現実の延長としての小説世界として
描かれる。はっきり言って木村は浮いている。今年カンヌ公開後急遽追加撮影した部分が
あるらしいが日本マーケット向けとしての意味しかない、
と同時に日本人観客もその程度に見られているということだ。作家の隣室に住む
チャン・ツィイーが美しく、可愛い。彼女のファンは楽しめる。
製作に5年かかったそうだが、ああそうでっか。

2046 [DVD]

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