映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「映画監督って何だ!」監督・伊藤俊也 at 渋谷セルリアンタワー・ボールルーム

1936年、かの2.26事件の当日に誕生した日本映画監督協会の歴史と、現在に至るまで映画監督の著作権
法的に確立していない不条理を訴える。語り部役は小泉今日子だが、殆どの出演者は映画監督が演じる。
小栗康平監督の浪人、阪本順治監督の花魁、若松孝二監督のワル親分、大森一樹監督の官吏…
凄い、流石に普段「こう撮ればこう写る」ことを知っている人々だけあって演じても遜色なしの堂々ぶり。
出たかったなぁ、僕も。脚本の一部分を3人の監督が各々撮ってみると全く違う映像展開となることの実証も楽しい。
鈴木清順監督の具体的な演出術もこれで初めて分かった。3/24池袋新文芸坐で上映。
上映後、日本映画監督協会70周年記念バーティ。監督一同の記念写真撮影でお開き。