「インファナル・アフェア」シリーズでマネーメイキング監督となったアンドリュー・ラウが韓国スタッフ&キャストと組んだアジアン・ミックス映画、ラウ監督は撮影監督も兼任。脚本は「猟奇的な彼女」('01)のクァク・ジェヨン、主演は「猟奇的…」のチョン・ジヒョン、「私の頭の中の消しゴム」('05)のチョン・ウソンと、アジア最高レベルの豪華クルー。
舞台はオランダ、アムステルダム。画家のヘヨン(チョン・ジヒョン)は殺し屋(チョン・ウソン)と彼を追う捜査官(イ・ソン)の二人の男をある勘違いで愛してしまう。一途に尽くす男、それに気づかず別の男に純愛を貫く女、命がけの恋、そして対決と韓国純愛と香港銃撃を巧みにリミックスしている…と言いたいところだがかなり強引な辻褄合わせがドラマを不自然なものにしている。第一、殺し屋君の殺し屋になった動機が不在なので性格破綻者に見えてしまう。が、つくり手達がそれを「どこが悪い」とばかりに開き直り、観るものを飽きさせまいと派手に突き進む展開には敬服する。淡い絵画調のルックは美しく、何よりチョン・ジヒョンの魅力爆発。
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- 発売日: 2006/10/27
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