映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「ドリームガールズ」監督ビル・コンドン at 109シネマズHAT神戸。

同名のブロードウェイ・ミュージカルの映画化。'60年代のデトロイト、素人ボーカルオーディションに登場した黒人女性トリオが、中古車ディーラーの男(ジェイミー・フォックス)がマネージメントすることでスターダムにのし上がって行く。トリオの中心は抜群の歌唱力を持ったエフィ(ジェニファー・ハドソン)だったが、「対TV戦略」の為にメインを美貌のディーナ(ビヨンセ)に譲らされる。直情径行な性格のエフィは自分の扱いへの不満もあってメンバーやスタッフと対立、トリオから外される。ディーナを中心とした新生「ドリームス」は爆発的な人気を誇るが、やがて…というお話し。
ステージシーンをたっぷり盛り込み、時代背景や空間の移動のカットを極力縮めてたたみかける編集がクールだ。「ドリームス」初登場シーンにはしびれた。
中盤からダイアローグも殆どミュージカル化しており、一切飽きさせないテンションには素直に敬服する。観た者全てが打ちのめされるであろう、ジェニファー・ハドソンのブラック浪花節のド迫力にはひれ伏すしかない。オスカー受賞はぶっちぎりだったのだと納得。お腹いっぱい楽しめる、お勧め。