映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ゲゲゲの鬼太郎」監督・本木克英 at MOVIX六甲

6歳の姪っ子の同伴で観た。
原作者水木しげるの持つ本質的な暗さ、ユーモラスなタッチの中に感じられる幸薄さをどうするのか興味津々だったが、料理する本木監督はそれらのイメージは払拭、健康的でキラキラな「ゲゲゲ」となった。鬼太郎がウエンツ瑛士と決まっている(出資社に所属事務所が入っている)時点でこの方向性は自明だったのであろう、あとはちびっ子達にあくびの隙を与えないスリルの連続を織り込んでいる脚本(羽原大介)と、意外な豪華ゲストスターの按配で魅せてくれた。後半の展開に疑問もあるが、ネタバレになるので伏せておく。
ねずみ男大泉洋は適役、猫娘田中麗奈はしなやかな動きがセクシーでnice。