映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」監督トッド・フィリップス at シネリーブル神戸。

ノンスター、日本人向けではないと判断され劇場公開が見送られそうになったが、ネットで面白さが話題となりゴールデングローブ賞作品賞受賞もあってめでたく公開となった。
LA、結婚式を数日後に控えたダグ(ジャスティン・バーサ)は友人二人プラス結婚したら義弟となるアラン(ザック・ガリフィアナキス)と共にラスベガスへの「最後の独身旅行」に向かう。が、義弟のアランが少々変わり者でホテルの屋上で4人の「契りの乾杯」を開催。これが後の騒動の火種。
さてひと暴れするかと街に繰り出す野郎ども、気がついたら翌朝。酷い二日酔いに苛まれ更には揃いも揃って前日の記憶が全くない。どころか花婿のダグが行方不明。バスルームからは生きた虎が現れ、クロークからは赤ちゃんが…というお話し。
予備知識はここまでにして是非後は劇場でご覧頂きたい。伏線の効いた脚本の勝利、そしてきちんと4人のキャラクターを描き分けた演出も見事。義弟アランの奇人変人ぶりはサイコーに可笑しい、大人しくニコニコしている赤ちゃんも演技賞もの。その赤ちゃんの母親でストリッパー役のヘザー・グラハムが素晴らしくキュート!そしてあの元世界チャンピオンのケッ作な演技ぶり!
キネマ旬報誌で宮崎祐治氏が「映画史上最高に笑えるエンドクレジット」と評したラストまで笑いっぱなしで楽しめる。スカッと佳作、お勧め。それにしてもあの虎はどうやって撮影したのだろう?
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