映画和日乗

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「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」監督ブラッド・バード at OSシネマズミント神戸

シリーズ4作目。過去の作品は全て見ているが、「2」('00)のジョン・ウー作品以外は記憶が曖昧。「3」('06)のJ.J.エイブラハムズ監督は今回プロデューサーに回り、アニメーション出身のブラッド・バードが初の実写映画の監督に抜擢された。新味としてはイーサン・ハント(トム・クルーズ)の所属する秘密工作組織IMFの新メンバー達。ブラント(ジェレミー・レナー)はある事件をきっかけにイーサンにコンプレックスを抱いているし、技術屋ベンジー(サイモン・ペッグ)はおっちょこちょい。更に紅一点カーター(ポーラ・パットン)は恋人を殺した東欧系女殺し屋(レア・セドゥー)に復讐心を抱いている。比較的冷静なのはイーサンだけでメンバー達は割と人間臭く描かれているところが面白い。それにしても凄いキャスティングだ。
ストーリーラインはむしろマンガチックというかベンジーの繰り出す珍兵器は危機脱出というより危機を煽るような出来で、イーサンがスポンサー丸出しのBMWを乗り回して危機を回避する。何が何でもBMWという押し出しぶり。そして最早スパイの皆さんの必需品となっているのねiPhomeとiPadに代表されるApple製品。
とまれ、ブダペストやらモスクワやらドバイやらムンバイやら駆け回りキャラクター描写の的確さで見せ切った、お腹いっぱい娯楽映画で楽しゅうございました。

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