映画的日乗

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「鑑定士と顔のない依頼人」監督ジュゼッペ・トルナトーレ at シネリーブル神戸

これからご覧になる方への仁義としては、一切の予備知識なくご覧になることを強くお勧めするので、本筋に触れない印象論だけを書こうと思う。監督は言わずと知れたイタリア人、主演は英国人俳優(ジェフリー・ラッシュ)で、米国人俳優ドナルド・サザーランド(また見事な怪演!)がキーパーソン。舞台はイタリアなのかどこなのかはっきりさせない設定。言語は英語。意図的にイタリアの匂いを消しているのは明らか。つまりハリウッド・スタンダード的グローバリズムでプロデュースされているんだなぁと欧州映画の現在を慮る。
恋愛についての寓話であり犯罪ミステリーなのだが、細部によく気に留めて伏線を意識しないと楽しめない。結末を知った上でもう一度観ると印象は変わるだろう。美術センスは小道具もセットも抜群、ちなみにジェフリー・ラッシュは全身アルマーニ。音楽は巨匠モリコーネだが同じトルナトーレ監督とのコンビ作の寄せ集めのようなメロディ。
とまれ、見終わって誰かと話したくなること請け合い。広場恐怖症←なるほど。


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2013年観た映画46本(うち旧作4本)。数多く注目作を見逃しているのでベストなどは選べない。