映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「海街diqry」監督・是枝裕和 at TOHOシネマズ梅田

漫画原作という、今日の幼稚化白痴化した日本映画マーケットに於ける必要条件に是枝裕和監督をもってしても抗えないのか。とまれ、是枝監督の東宝メジャー初登板は成った。
これまで壊れゆく風景であったり家族であったりを描きつつ、日本社会の、時に病的な現状にその理由や原因を結びつけて来た是枝作品だが、今回はそれがない。只管にセンチメンタルで、しばしばエロティックだ。
風吹ジュンの「遺影が美しかった」と言わせながらその遺影を映さない、「あれだから」という曖昧な日本語表現の多用など、いくつかの謎めいた仕掛けが面白かった。


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