映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「団地」監督・阪本順治 at シネリーブル神戸

どうしても初日に観ておきたかったこの映画。
大阪が舞台なのに大阪で撮れない製作費の事情。そこで、ここが大阪だ、ということを1秒でわからせる手として「団地の朝、どこかの家から必ず聴こえて来る浜村淳の声」。
阪本監督が大阪の空の下の人々を描く時、俄然手腕が冴える。
変な言葉遣いの真城(斉藤工)、ひょっとして宇宙人か、という謎を残しつつ前半は藤山直美岸部一徳の絶妙の間合いの関西弁ダイアログで笑わせる。大体、藤山直美の役名がヒナ子というところで中年以降の関西人なら吾妻ひな子を想起する。
が、一転後半は、この映画を観た者でさえ上手く言葉では説明できない展開となる。何故か「未来惑星ザルドス」('74)とクリストファー・ノーランの「インセプション」('10)が頭をよぎった。
無駄のない映画的暗示と伏線。傑作、お勧め、観たら分かる!


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