映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「シン・ゴジラ」総監督・庵野秀明 at TOHOシネマズ西宮OS

MX4D版で鑑賞。揺れはともかく水しぶきは閉口。
明らかに東日本大震災福島第一原発事故のメタファーとしてのゴジラである。緻密かつ鋭利なカット割りで息つく暇もない前半。が、石原"イーオン"さとみが登場することでリアリズムにマンガが闖入する。東宝が営々と作り続けた特撮着ぐるみ怪獣もののルーティンをバッサリ止めたところに「ネイティブ英語の人を描けない」という日本映画の悲しき伝統がライズアップしてしまった。米国人政治家、軍人役にどうしてもっと神経を使わないのだ、「復活の日」('80)の例があるではないか。嗚呼。
ゴジラ退治のチームの言っている台詞が全く聞き取れないので科学的根拠がよくわからないまま(それは狙いだったのかも知れない)、冷凍作戦へ。一進一退の自衛隊攻撃や官僚主義の不毛はよく描けていると思う。
とまれ、確かに一歩進化したか、ゴジラ映画。


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