映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」監督マイケル・グランデージ at シネモンド

俳優出身のマイケル・グランデージ初監督作品。
当代随一の名俳優コリン・ファースが出る映画、言い換えれば彼が選ぶ仕事にハズレはない、というのが私見。
本作にも登場するフィッツジェラルドヘミングウェイは知っていてが、主人公たるトーマス・ウルフに関しては名前くらいしか知らず、不見識だった。ジュード・ロウのエキセントリック、ファナティックな演技(Too Much)に対峙する編集者パーキンズ(コリン・ファース)は引いた受け身芝居。演技合戦で最後まで引っ張る。ウルフの妻役、ニコール・キッドマンはちょっと損な役回りで消化不良な印象。
近年の英国映画は役者は伝統的に素晴らしいものの、恐らくは製作費の抑制でルックに力がない。パリがパリに見えない、そこいらで撮ったであろうフランスに似た風景でしかない。1930年代のNYも、スモークと照明の苦心が見えてしまって身につまされる。日本映画よりはマシだけど。


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村