映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「八重子のハミング」監督・佐々部清 at 宝塚シネピピア

yaeko-humming.jp愛のかたちというものは様々で、出会いも別れも各々の記憶の奥底に沈殿している肌の温もりと労わりあう感情で支えられる、ということを描いている映画である。

こういうかたちになり得ることが、個人的には想像がつかない。ミヒャエル・ハネケの「愛、アムール」('12)を想起するが、あちらの方が私には得心が行く。が、「八重子」は事実の映画化であるという。高橋洋子が、アルツハイマーの症状が進行していく様を微細に演じていく佇まいは秀逸。若い時代から老老介護に至るまでの時間経過を違和感なく見られたのはメイクアップが見事だったから。撮影が13日間と聞いて、同じような境遇で映画をつくっている身としては製作費の想像がつくので身につまされる。

文音はお母さん(志穂美悦子)に似てきたなぁ。

 

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