映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」監督・小林聖太郎 at 109シネマズHAT神戸

在阪準キーテレビ局がお金出し合うシリーズの第3弾。
前回の黒川博行原作「後妻業の女」の時は何で監督を井筒さんにしないのだろう、勿体無いと思ったら小林聖太郎がいたな、という今作。直木賞受賞の原作は既読だったのでその取捨選択とオリジナル部分のアレンジ具合も見どころだった。
キャスティングが素晴らしい、橋本マナミと宇崎竜童を除いてほぼ関西弁ネイティブで揃えたのは小林監督の面目躍如。その橋本マナミも非常に頑張ってアクセントをものしている。そして何よりも佐々木蔵之介の映画である、ベストアクトでしょう。さらに月亭可朝という絶妙。
気になったのは原作を読んでいないとヤクザ組織の構図が伝わりにくいのでは、という点。それ以外はアクションのキレも良し、香港映画のオチもああいう映画プロデューサーいるいるで素直に笑える。
大阪阿倍野のロケーション、佐々木蔵之介の鼻毛のない鼻腔、橋本マナミのそばかすをバッチリ捉える浜田毅のデジタル撮影もカッコ良い。