片桐監督は助監督出身、オリジナル脚本でこれがデビュー作。
かつては「第一回監督作品」というフレーズがポスターに踊ったものだが今ではそんなこともない。目一杯自分らしさをぶつけて我ここにあり、というパッションが‥‥感じられなかった。乏しい制作費は我と我が身を振り返れば幾らかかっているかは容易に想像できる。ここには書かないが。オダギリジョーに田口トモロヲ。二人のキャスト費なんぼか、私にはわかる。
現実のコミュニケーションが取れず、死者と対話ができる女子。類型的なのはいいとして、イタコ現象が遺伝というのはなぁ。それ故に子を捨てる母というのも「なるほどそうか」と溜飲を下げられるほどのものではない。
news.mynavi.jp↑この事情を熟知している身としてはこれ以上の論評は差し控える。平日のリーブル、そこそこの入り。頑張れ片桐監督、つくり続けて欲しい。