映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「おかえり、ブルゴーニュへ」監督セドリック・クラピッシュ at シネリーブル神戸

www.imdb.com  開巻、あれこれ似たような映画あった、同じブルゴーニュが舞台で、と観終わってから記憶を辿ったら「ブルゴーニュで会いましょう」('16)だった。

 

  あれは父と一人息子がワイナリーを立て直す話だったが、本作は父の死後、10年ぶりに帰還した長男と次男と長女が莫大な相続税の為にワイナリーをどないかせんといかん、と協力し合うというお話。

 とにかく兄弟が仲良いんだな。こんなに仲良いもんなのですかね、そこさえ感情的にシンクロすれば悪い映画ではない。「未来の食卓」('08)でも指摘されていたワイナリーの従業者が農薬の影響で癌に罹患する確率が高い、という問題も描かれている。

映画『未来の食卓』公式サイト

 次男の嫁とその両親を巡る「親離れ」「子離れ」問題は山田洋次調で、ほほうフランスのような個人主義の国でも田舎では日本とそんなに変わらん問題があるのかと微笑ましくも興味深かった。そういえば、映画全体に通底する家族愛は松竹大船調じゃないだろうか。