映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」監督フー・ピン at ナビオ東宝プレックス

紀元700年の昔、唐の朝廷の命に背いた李(チアン・ウェン)の処刑を命ぜられた遣唐使・来栖(中井貴一)。
しかし、李と出会った来栖は、李が一廉の人物であることを見抜く。
折しも李とその一党は凶暴な馬賊に襲われるが、馬賊達の標的は意外な「荷物」にあった…というお話。
連続する剣術アクション、大地を駆ける馬群と画は迫力満点、「レジェンド・オブ・メキシコ」の数百倍「西部劇」であり「黒澤明」だ。
中井貴一は「壬生義士伝」('03)ではややウェットに過ぎたが、ここでは堂々、ベストアクト。
中井に帯同するヴィッキー・チャオのナレーションが映画中盤から入るなど、編集に混乱はあるものの、息つく暇の無いアクションは感服。しかし、あの終わり方は
評価を分けるところだろう。

北区堂島「フレックス・インターナショナル」で映画企画会議。