ロンドン。
創作に行き詰まったミステリー作家(シャーロット・ランプリング)が、出版社社長の勧めでフランス郊外にある彼の別荘を借りる。
居心地が良く、筆も進む彼女だったが、ある日社長の娘が転がり込んで来た。
男を引っ張り込み、泥酔し大騒ぎするこの娘にいらいらが募るが、彼女はこの娘の行状を作品に生かすことを思い立つ…というお話し。
期待の天才フランソワ・オゾンの待つ事久しい最新作。
オーソドックスだが水際だったルックが嬉しい。
幻惑的なミステリーなのでネタバレにならない程度に言うと、注意深く観ていないと途中から「現実に進行する時間」とヒロインの書く「創作」としての映像の区別がつかなくなります。
この辺の手際の良さと脚本の仕込みは素晴らしい。楽しい傑作。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2005/01/21
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