映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「ボーダー」監督ジョン・アヴネット at 三軒茶屋中央劇場

原題は"Righteus Kill"、「真っ当な殺人」といったところだろうか。邦題は意味不明、トニー・リチャードソンの佳作「ボーダー」('82)とも無関係。
ロバート・デ・ニーロ68歳、アル・パシーノ71歳の「ヒート」('95)で敵対していた二人が今回はバディ関係、NY市警の定年間近刑事コンビとなった。NY市警の定年が何歳なのか不明だが、どうみてもこの二人実年齢通りに近い定年オーバー印象。それを払拭したいのかやたら喧嘩早いわアッチも元気だわというカットを重ねるオープニング。この二人が直面するのは裁判で無罪になった限りなくクロに近いワル達が被害者となる連続殺人。至近距離からの鮮やかな射殺技術、ということで犯人は警察関係と目される。
観客は映画の構成上、デ・ニーロ演じるターク刑事が犯人のように見えるがそれではつまらない訳で、後半に至って別の真犯人が判明する。
とはいえ、途中から判ります、あいつが怪しい、と。でそこへどう繋げるかというところに期待が集中するのだが、ちょっと強引。「ダーティハリー2」('73)にミステリーテイストをブレンドしたB級テイスト、といったところか。'80年代まではこの手のB級ポリスムービーは沢山あった。大スターお二人、その頃の感覚が懐かしくていっちょやったるか、まだまだやれるで、と頑張ってみた感じ。
最近では珍しいきちきちっと割ったカットの繋ぎには低予算B級アメリカンな懐かしさと好感と。
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