映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ランウェイ☆ビート」監督・大谷健太郎 at 国際松竹

 原田マハによる同名ケータイ小説の映画化。
原作は途中まで読んでいたが忍耐の限界を越えてしまって挫折。それでも登場人物と舞台設定ぐらいは頭に入っていた。
 冒頭からクサいを通り越したオーヴァーアクトの学園描写、小説とはいえコミックの実写化に近いイメージ。しかしながらキャメラ(福本淳撮影監督)はリアリティ溢れる光の演出でセンスが良い為、描かれている世界と乖離している不思議な印象。
よくはしゃぐものわかりの良い父兄達、芸能界と混同しているようなコワモテファッション界…に乗り切れず。
 帰路のエレベーターで「めちゃ良かった、ミシン使える男のコってカッコいい!」と感動していらっしゃるお客がいたので、これはこれでニーズを満たしているのかも。つみきみほ復帰なんだね。
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