映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「パラダイス・キス」監督・新城毅彦 at 109シネマズHAT神戸。

止むを得ない事情があって矢沢あいによるこの原作は読んでいた。
「大ウソの絵空事」に引き込むぎっしりと作り込んだ画作りには感心。表参道と目黒川に似たどこか別の国の町のようなイメージで展開する物語を強引に引っ張って行く。原作に近い、およそリアルな呼吸からかけ離れたダイアログに役者陣は苦心している模様。そんな中で平山浩行は頑張ってる。
快調なテンポも服飾学校の卒業ショー前後から失速するがその後の展開で持ち直す。
プロデューサーのクレジットにワーナーのローカルプロダクションのトップの名前が。そのせいか全体にギンギラと豪勢に見えるルックはハリウッド資本に一日の長あり。
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