映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ウルヴァリン:SAMURAI」監督ジェームズ・マンゴールド at TOHOシネマズ梅田アネックス

長崎の原爆投下から始まる。正確には原爆とはひと言も謳っていないが「広島と同じ…」という台詞が聞こえるし、どうやら原作のコミックにはそれは描かれているらしい。その投下の直前に切腹する将校達、そんな馬鹿な、だが以降マンガチックな展開が最後まで続く。それにしても「ブラック・レイン」('89)「ハンテッド」('95)からすると隔世の感で堂々の都内銃撃戦は見応え有り。アメリカ人の好きなニッポンが満載、バルコニーのあるラブホはありえないながらあったらスゴい。新幹線で「北国の帝王」('73)は笑ってしまう。福島リラ好演。この映画の為に存在するかのような風貌だ。一方ニッポンの男は暴力的か欲の固まりばっかりというのは彼の国からのイメージなのか、紳士も侍もいない。情けない。



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