出たい授業だけ出ている高校生・坂本(伊藤凌)はそれでも成績優秀。周囲に迷惑をかけるでもないのだがそんな彼が気に食わない英語教師・聡子(藤本泉)は執拗に授業に出るよう迫る。勝手に家庭訪問までするが、そこで坂本がロボット製作に没頭していることを知る。ハイテク技術を駆使して聡子の圧力に対抗する坂本だが、聡子が学校を辞めると聞いて…というお話し。聡子の思い込みを病的なパラノイアにせず、とんちんかんなニュアンスにしたところが成功している。が、バンドをやっていたという彼女のバックボーンを、離任のセレモニーだけに発揮させたのが惜しい。