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「アリー/スター誕生」監督ブラッドリー・クーパー at OSシネマズミント神戸

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 「スター誕生」三度目のリメイク。1976年版は観た記憶があるが映像はカケラも覚えていない。検索してみると内容はこの'76年版が近いようだ。私の記憶が間違っていなければ当初はクリント・イーストウッドが監督するとアナウンスされていたような気がする。何らかの事情でそれが無くなり彼は「ジャージー・ボーイズ」('14)という大きくくくれば同じ音楽映画というジャンルでええ仕事をする。イーストウッド監督はその「ジャージー・ボーイズ」の次が「アメリカン・スナイパー」('14)で、これに主演していたブラッドリー・クーパーが初監督作品として今回の「アリー/スター誕生」という企画を選ぶ。あくまで想像の域を出ないが、イーストウッドの進言なり助言があったのではと思う。イーストウッド監督・主演最新作「運び屋」(今春公開)にもまたクーパーが出演しているし。師弟関係ぽいのかもしれない。

 さて、そのクーパー監督、主演兼任というこれまたイーストウッドの来し方と同じ道を選んで製作、やたらとアップショットで繋ぐある意味手堅いところを見せるが、編集のリズムは独特。カットの繋がりの脈絡からずれるような短いショットを挟むのはユニーク。それはさておき、アリー(レディ・ガガ)目線の女のコの妄想が実現していくという進み方で、ジャック(ブラッドリー・クーパー)の優しいのなんの、何故、という理屈を横に置いといて徹底的にアリーの夢を実現させて行く。単純かつ見え見えのストーリーだがレディー・ガガのパフォーミングで魅せ切った。まぁ「伊豆の踊子」でデビューしたようなものなので監督としては次、が勝負でしょうね。

 

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