映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「マイル22」監督ピーター・バーグ at 109シネマズHAT神戸

www.instagram.com  クロサワ=ミフネコンビ並みに連作されるピーター・バーグ=マーク・ウォールバーグコンビ作。IMDbでピーター・バーグを検索してみるとプロデューサー、監督、脚本ともの凄く精力的に仕事している。さて今作、中国資本が入っていてそのせいかどうかクンフーアクションも盛りだくさん。アジア某国で忽然と消えた大量のセシウムの在り処を探すCIA地下組織。非合法活動が認められる代わりに失敗した時は米国政府は一切知らぬ存ぜぬという契約を結ばされている。そりゃ裏設定としてはもの凄く高額のギャラが保証されているから、なんだろうけど子供と過ごす時間がないと泣き言を言う女性隊員はんーなんだかな、だ。

 ウォールバーグ扮するシルバ氏はのべつまくなし怒鳴り散らしているファナティックぶりが新味。神経過敏な分、仕事に邁進する姿勢がブレない。時折挟まれる謎のロシア女性のカットが伏線になっており、ネタバレするのでその意味はここには書かないが冷徹なハイテク戦争に、先の家庭に帰りたい女隊員も合わせて何故か「女の情念」が勝ってしまうという皮肉。銃撃戦の巨匠マイケル・マン監督に挑む監督は時々いるけど、バーグ監督も意識してるだろうね、多分。お腹いっぱいなガンアクションです。これだけ「自由」に市街地でぶっ放したり爆破できるロケ地ってどこなのだろう、とエンドクレジットを楽しみにしていたらコロンビアのボゴタだった。

 ラストがビターなのが良い、続編を匂わせているが、この日昼間の劇場客3人、大丈夫か?