
From the World of John Wick: Ballerina (2025) | Showtimes & Tickets
何を隠そうジョン・ウィックシリーズは一本も観ていない。今回はアナ・デ・アルマス嬢が目当て。それは隠せない。
案の定、出来上がっているジョン・ウィックワールドがあるようで、邦題のサブタイトルに偽りはない。が、観ている間になんとなく察しがつく。これは組織対組織ではなく、部族対部族の争いなのだと。スラブ系、ロシア語が混じり、アンジェリカ・ヒューストン扮する部族の親分もロシア訛り。彼女に葉巻を吸わせるなんざ、ワイズマン監督粋だね。

アンジェリカ、お父さんに似て来た。
ワイズマン監督、黒澤明もお好きなようで、冒頭のボウガンで蜂の巣にするのは「蜘蛛巣城」('57)かな。これはリドリー・スコットも何度も引用している。
また、ヨーロッパの寒村で都合よく日本刀が置いてあって、それをわざわざ背負うのは日本の忍者映画の影響か。チャンバラもお見事、やりたかった感が漲る。
お話は極単純、対立する部族に殺された父への復讐、その部族はアンジェリカ姐さんも復讐をキツく止めるほどの巨大「教団」となっているが、そこへ潜入するアナ演じるイヴ。
まあとにかくアナ・デ・アルマスの頑張りに尽きる。スタントでやっているようには見えず、本イキで闘っている。火炎放射器vs.消火ホースはマンガみたいで笑える。
教団のボスに追い詰められるイヴ、しかしすんでのところで助太刀するのがジョン・ウイック(キアヌ・リーヴス)。お約束、だがそれが良い、それで良い。
続編が期待できるエンディング、頑張って下さい。