www.20thcenturystudios.com テレビゲームはやった事もないし興味はない。この映画も当初解釈がしづらかったのだが観ている間に「見方」が飲み込めた。
仮想現実の世界で生きるキャラクター、悪を倒すスーパーヒロインもいれば、ただ殺されて終わる市井の人々もいる。そんな40歳独身銀行員オクテ君のガイ(ライアン・レイノルズ)がゲームのプログラムに反してスーパーヒロインに恋をする。
なぜプログラムに反する行動が出来るのかと言うと、ゲーム会社のサーバーとは別にノートパソコン一台でプログラムを書き換えられる人物が存在するから。
このプログラマーがケイ(ジョー・キーリー)でゲームの中のヒロイン(ジョディ・カマー)と瓜二つの「友だち」ミリー(カマー二役)とコンビを組んで大会社相手に闘いを挑んでいるという訳。
ヒロインたるモロトフは「バイオハザード」(2002)のミラ・ジョヴォビッチへのオマージュ丸出し。後半に入ると映画オマージュネタの連打で爆笑するやら莫大な権利料を思うと羨ましいやら。
また日本人レポーター役で野村祐人が登場、しかも実の息子さんとの親子共演。本人も感慨無量だったようだ。
スターのカメオ出演が話題の #フリーガイ、チャニング・テイタム、クリス・エヴァンス等に混じって、ジョニー野村と奈良橋陽子の息子にして、シェイプUPガールズ・今井恵理の夫である野村祐人も出演してたのが個人的に一番驚きました。
— 地獄サンダー (@LakeofIllusions) August 15, 2021
一緒に登場した男の子は御子息だったりするのかしら⁉︎ pic.twitter.com/eCbQ1e3Xmb
ゲームソフトがテーマだけに渋谷ロケやら祐人の起用やら日本への目配せは怠りない。
が、ラストの「十戒」的展開は、戦争や殺戮が当然のように蔓延るゲームの世界から、争いのない理想郷への脱却という現代社会へのやるせないメタファーとなっていて心動かされる。
それにしても二次元に生きるオタクの恋ってアメリカでも手間が掛かるんだな。苦笑。