
チケットが全然取れず博多でようやく。
1983年19歳の私が日芸に入学した年に3つ上の三谷幸喜氏が結成した東京サンシャインボーイズ。劇団員で亡くなった伊藤俊人氏(今回声だけ出演)は、この年の新入生合宿の時の班長だった。
あの頃、サンシャインボーイズより鴻上尚史の第三舞台の方が尖っていて、同級生はそちらへ傾倒して行った。私はといえば早々に自主映画制作に没頭していた。
40数年経ち、劇団員の年齢は皆60凸凹、恐らくはこの劇団の公演としては最後であろう。
私の映画に出てもらった甲本雅裕氏、近藤芳正氏が出演とあってどうしても観ておきたかった。
一幕、セットは一ぱいなのでメインの役者は休む暇なく殆ど出ずっぱり。
2月の東京から始まって福岡まで、こなれているというよりは皆さん残る力を振り絞っている感じ。
内容は現在の日本を取り巻くデマ、陰謀論を取り込んでいて、クスッとした可笑しさからブラックな展開へと傾れ込む。
近藤さん演じる宮司の極右ぶりは笑えない、そこいらに蔓延るネトウヨそのものだ。
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この三谷さんの言葉通り、年季の技を慈しむ芝居だった。

博多駅よりのぞみ46号で帰神。