嬉野智裕監督は私の「ママ、ごはんまだ?」のスタッフの一人であり、本作の制作過程も聞いていたし、また既知の俳優も出演しているので客観的な感想を述べ難い。
また、終映後監督と話したが編集や音響の作業は未完成だとのこと。ひとつ言えるのが、ダッジ・コロネットという車とカリフォルニアへの憧れ(製作者の偏愛かな)は分かるものの、ここから他所へのビヨンドのメタファーとしてもう一押ししても良かったかな、と。せいぜい町内を走る事しか出来ない、という地方の若者の現状とも受け取れ、それはそれでなかなか侘しい。
ただそうすると地域振興映画としては正反対のメッセージになってしまうから塩梅に苦心したのかも。
ちょうどこんな感じの車が登場する。
嬉野監督、デビューおめでとうございます。
同郷の長内映里香さんと。