映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「グッバイ・ゴダール!」監督ミシェル・アサナヴィシウス at 神戸国際松竹

www.imdb.com  アサナヴィシウス監督の前作「あの日の声を探して」('14)を見逃しているのが痛恨だがガラリと雰囲気を変えてゴダール五月革命の時代のパリを描く。ゴダール調の字幕やら即興的な演出やらを楽しげに上書きしている時点でついて行けなかった。そんなの誰でも思い付くだろうが。

 ゴダールアンヌ・ヴィアゼムスキーの関係が物語の軸になっているが特異なものでも劇的なものでもない。ゴタールともあろうお方がマルコ・フェレーリに嫉妬する凡庸ぶりは却って新鮮だが。

 自らを客観視し、茶化し、それによって哀感を誘ったウディアレンの「アニー・ホール」('77)と「マンハッタン」('79)の偉大さを思い起こす。

 壮大な謎はこの映画を国際松竹で1日2回上映していることだ。神戸ならアートビレッジか元町映画館あたりで充分だろう。土曜1回目案の定閑古鳥。

 

高梁市民体育館へ

 神戸から山陽自動車道で2時間半、高梁市へ。

7月6日、豪雨の中高梁市ロケに向かうも14時に神戸市灘区を出て22時にまだ兵庫区だった。その日のうちに撮影延期決定。

「命のバトン」ロケ予定地二箇所の現状を確認。道路は流木や折れた木々でやや通りにくいものの建物は無事に見えた。

 ロケ準備でお世話になった高梁市観光協会に立ち寄る。観光協会の周りは水が出ているとのこと。断水も数日内に解決する見込みなので是非ロケ再開を、と有り難いお言葉。ロケが復興の一助となるようにと思いを新たにする。

takahasikanko.or.jp

 支援物資を高梁市民体育館に届ける。

高梁市民体育館 - 高梁市公式ホームページ

 支援物資の備蓄基地となっており、高校生のボランティアが駐車場から体育館へ物資を運んでくれた。

届けたものは、飲料水2ℓ6本、タオル、雑巾用タオル、コンタクトレンズ洗浄剤500ml6本、ポリ袋45ℓ、割り箸、紙皿、サランラップ蚊取り線香、着火用ライター、生理用品。

 高校生の一人によると、コンタクトレンズ用の洗浄剤は大変有り難い、生理用品も不足している、とのことだった。

支援物資について - 高梁市公式ホームページ

市民体育館のすぐ近く、高橋川沿いの瓦礫集積所

「ルームロンダリング」監督・片桐健滋 at シネリーブル神戸

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 片桐監督は助監督出身、オリジナル脚本でこれがデビュー作。

 かつては「第一回監督作品」というフレーズがポスターに踊ったものだが今ではそんなこともない。目一杯自分らしさをぶつけて我ここにあり、というパッションが‥‥感じられなかった。乏しい制作費は我と我が身を振り返れば幾らかかっているかは容易に想像できる。ここには書かないが。オダギリジョー田口トモロヲ。二人のキャスト費なんぼか、私にはわかる。

 現実のコミュニケーションが取れず、死者と対話ができる女子。類型的なのはいいとして、イタコ現象が遺伝というのはなぁ。それ故に子を捨てる母というのも「なるほどそうか」と溜飲を下げられるほどのものではない。

news.mynavi.jp↑この事情を熟知している身としてはこれ以上の論評は差し控える。平日のリーブル、そこそこの入り。頑張れ片桐監督、つくり続けて欲しい。