映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

渋谷区道玄坂1「ホルモン哲」

伊丹空港よりNH24便で羽田空港着。

品川駅構内のスターバックスで高瀬博行Pと打ち合わせ。

horumontetsu.owst.jp高崎翔太くんと呑む約束で渋谷を歩いていたら仁科貴氏と日向丈氏にバッタリ出くわす。で、四人でホルモン焼き。

美味端麗。

 

「恐怖の報酬 」【オリジナル完全版】監督ウィリアム・フリードキン at 宝塚シネ・ピピア

www.imdb.com  フリードキンの持ち味は過剰さハッタリだ。先ごろネットフリックスで彼の最新作「悪魔とアモルト神父」('17)を観たがドキュメンタリーの体裁を取りながらまるで抑え切れないサガのように音声とカラーをいじって自身の「エクソシスト」('73)に繋げてしまうという過剰とハッタリが裏目に出ていた。さて、本作の最初の公開バージョンを1977年に神戸国際松竹で観ている私は、41年ぶりに宝塚の売布で再会を果たす。今回はオリジナル完全版、4Kデジタルリマスターだという。ここでは過剰とハッタリが良い塩梅となっており、お尋ね者、食い詰め者が高額報酬と引き換えに南米某国の油田火災を鎮火するべくニトログリセリンを運ぶ、という単純なストーリーを波乱万丈に描く。冒頭の殺し屋登場、これがのちにイスラエルに雇われた男とわかり、続いてイスラエルでの爆弾テロ、犯人はパレスチナゲリラ、この二人が「仕事」を通じて出会うという辺りは'70年代という時代を感じさせる。第4次中東戦争は1973年か。

 コッポラが「ゴッドファーザー」2作の成功で地位と資産を得て「地獄の黙示録」('79)にのめり込んで行った時期とフリードキンが「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」('71)で「恐怖の報酬」に突き進んだ時期は重なる。恐らくはフリードキンがコッポラを横目に見ていたんだろうなぁ、アジアのジャングルのコッポラと南米のジャングルのフリードキン。コッポラの芸術家的苦悩に対して、フリードキンにはやはりハッタリ感が付き纏うが、それでも黒澤的豪雨の中でのあの吊り橋渡りは映画史に残る名シーンだろう。CGなし、勢いのよい炎と黒煙は'70年代のニューシネマ映画作家の時代を燃やし尽くした。タンジェリン・ドリームのサントラはエヴァーグリーンな名作。フリードキンの劇伴音楽の選定は天才的。佳作、お勧め。

 

「洗骨」監督・照屋年之 at 109シネマズHAT神戸

senkotsu-movie.com  洗骨、検索してみると現代では殆ど行われていない風習のようである。人が死ぬと火葬せずに風葬(映画では遺体が洞窟の中に納められていた)し、4年後それを取り出して洗う、というもの。死者との再会でもあり成仏の意味もあるのかも知れない。さて、沖縄諸島粟国島のある家族の若い母親(筒井真理子)が亡くなるところから映画は始まり、その葬儀に息子や娘が帰郷する。息子(筒井道隆)は一見東京で成功しているように見える、その妹(水崎綾女)は名古屋で美容師をしているが臨月が近い体で現れる。この、妊娠していることを観客に知らせる見せ方が巧いので、やや居住まいを直して映画に入って行く。古い家長のようなことを言って妹をなじる兄だが、二人の父親である信綱(奥田瑛二)は職もなく酒を呑むだけの男。不満をぶちまけるでなくだらりだらりと生きている。この信綱の姉(大島蓉子)がしっかり者でなんとかこの一家を支えているように見える。家父長制を重んじ、その延長としての儀式たる洗骨なのだが、ここではそれが崩壊している。

 人物の会話や動きの結末に必ずオチが設けられているところが照屋監督らしいがところどころさほどウケる訳でもなく、また理想的な母像が強調されている点も気にはなるが、いざ洗骨の儀式に入るあたりからこの映画は俄然熱を帯びて神々しいばかりに輝く。あれほどだらしなかった奥田瑛二が粛々と儀式を進めて行く。ネタバレになるので詳しくは書かないが、大島蓉子(名演!)は涅槃の菩薩となり、エンディングは「2001年宇宙の旅」('68)だ。家父長制度の復古ではなく、女性が繋ぐ未来の家族のかたちをキラキラと美しい海の波光が照らし、素直に心動いた。佳作、お勧め。

 

大阪市北区堂島1「G'day ワイン食堂」

兵庫県庁で打ち合わせ。

with 田中美里嬢、笑福亭銀瓶氏

https://www.instagram.com/p/Bt0f7weg5z1/

#happybirthday #田中美里

 

 

大阪市北区曾根崎新地1「VIN de VIN」

restaurant.ikyu.com