映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「護られなかった者たちへ」監督・瀬々敬久 at 109シネマズHAT神戸

movies.shochiku.co.jp  原作は未読。

 情報によると血縁関係や男女の性別の設定が原作と違うらしい。

 東北の被災地を舞台に連続猟奇殺人事件と、肉親を亡くした被災者達の日々の生活がリンクして行く構成。

 殺人事件の犯人とされる利根(佐藤健)の行動を追う刑事・笘篠(阿部寛)。

 ミステリーとしての要素があるので詳細を記するのは控えるが、あの猟奇的な殺し方をするほどの「殺害方法の知識」と犯人の経歴、動機としての「深い怨念」と犯人の殺意が釣り合わない。人二人殺したら死刑だよ。それと引き換えに出来る復讐とは到底思えない。

「ヤクザと家族」(2021)もそうだったが疑似家族に命を賭ける人々に私はリアリティを感じない。

 ミステリーとしての筋立てを除けば、生活保護を巡る行政のあり方を問う描写は力強い。それと瀬々監督の作品でいつも感心するのは画面に映る風景の力強さだ。ロケーションの選択がどのシーンもここしか無いだろうというほど、登場人物の行動とマッチしている。導く動線が見事なのだ。

 

「ONODA 一万夜を越えて」監督アルチュール・アラリ at TOHOシネマズ伊丹

www.imdb.com

 水俣に続いて小野田少尉という私の世代に於いては忘れ難き記号が映画となった。

 戦争末期、軍隊としての日本軍の飢餓に苦しむ様子が描かれる。市川崑塚本晋也の「野火」と描写は似ているが、その後戦争終結を知らず30年弱残留兵が生き延びられたのは、このルバング島(本編ではルバン島)に水や食料がある程度あったからであることが分かる。

 小野田(遠藤雄弥)がスカウトされて入校した陸軍中野学校二俣分校。

 映画で描かれるステレオタイプの陸軍軍人ではない谷口(イッセー尾形)という教官の行動と言動がいちいち新鮮だ。

 生きて虜囚の辱めを受けず、の戦陣訓を否定せよ。勝手に死んではならない。名誉の戦死ではなく、名誉なき忠誠。自分の司令官たれ。

 キビキビと訓示を垂れるイッセー尾形の名演。

 残留兵は小野田と他三人。

 年月と共に一人、また一人と斃れ遂には小野田一人になる。

 配役は遠藤雄弥から津田寛治に代わる。この津田、私の記憶している映像としての小野田氏にそっくりだ。

 ついに1970年代に至り、ある時一人の旅行者(仲野太賀)と邂逅する。

 「未だ戦時中」が「戦後」と出会った瞬間。

 目の前の男の振る舞いを言葉を発せず訝しげに見つめ続ける小野田。一方酒に酔ってベラベラと話す男。野生のパンダと雪男と小野田を同列に位置付け「会いたかった」と。やがて一杯の酒に手を出す小野田。

 彼が30年弱に渡ってずっと緊張状態にあったことがこの時分かる。

 自分が自分の司令官であれ。しかし国家の命令を墨守しなければならないジレンマ。谷口は必ず迎えに来ると言ったのに、違う人々がやって来る。父親が谷の向こうから「寛郎」と呼びかけているのにあれは「そっくりさん」だと断じるのは谷口=国家への信仰に裏切られたくない一念なのか。恋に近いほどの盲信。

 小野田は隠れ家の中で戦後の世界を妄想する。

 投降し、ヘリに乗った小野田の目に映った本当の戦後の世界と「名誉なき忠誠」は果たして吊り合ったのだろうか。

 小野田が撃つ南部十四年式拳銃が排莢しないのは残念。 

 

 

 

むろと廃校水族館へ

www.city.muroto.kochi.jp

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眼前のウミガメ

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理科室ってこんなだったな

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プールにウミガメ 何故か四方の辺に集まっている

午後3時頃ようやく二日酔いが治る人が約一名。

室戸市から徳島自動車道までは一般道しかないので延々と2時間ほどかかった。

淡路島経由で帰神。

北川村→室戸市

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前夜鯨飲した追手筋あたりで日曜市をやっていた。

日曜市 - 高知市公式ホームページ

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ホテルをチェックアウト、二日酔いから立ち直れない旅のメンバーを無理矢理車に乗せて

モネの庭マルモッタンへ。

 
 
 
 
 
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