映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「もみの家」監督・坂本欣弘 at テアトル梅田

mominoie.jp 2ヶ月ぶりの映画館、田中美里から是非観てと言われていたこの作品を選んだ。

 富山県に実在するフリースクールをモデルとしている「もみの家」なる施設の一年を描く。不登校の高校生彩花(南沙良)は登場した時から髪で顔を隠すようにして俯き、ボソボソと話す。両親によってこの家に預けられ、最初に出迎えたのが佐藤(緒形直人)、そしてその妻の恵(田中美里)。妙に元気溌剌な生徒達を「距離感がヘン」と受け付けない彩花だったが、優しい恵とあるお婆さん(佐々木すみ江)との出会いで徐々に心を開いて行く。

 佐々木すみ江はこれが遺作。彩花とのやりとりで多分後半で死ぬなと予測がつく。心を閉ざした少女が田舎で自然と触れ合い、地元の祭りに参加して、仲良くしていたお婆さんが死んで、生きる意味を見つける、と「皆殺し映画通信」の案件要素を満たしているが、田植えから稲刈り、秋から真冬と季節を跨ぐロケが功を奏している一瞬がある。お婆さんの葬式の最中、親族の言葉に嫌気が差した彩花が会場の外に出ると猛吹雪というショット。ここまでずっと穏やかな自然描写から一転、ヒロインの心情を搔き立てる絶妙の空間造形だった。さてここから恵のお産を丁寧に描くことで彩花の在り様がぐんぐん変化して行く。

 春が来て、学校に行くことにした彩花、一年前の自分に似た女の子が「もみの家」にやって来る様子を見ている。役者の顔の表情を丁寧に捉えた効果がこのラストに顕れている。

#STAYHOME 今週Blu-rayと配信でみた映画 たぶんラスト

モサドの真実(2017 ドキュメンタリー)

www.netflix.com全3回。スピルバーグミュンヘン」('05)で描かれた事や、

ミュンヘン [Blu-ray]

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  • 発売日: 2017/12/06
  • メディア: Blu-ray
 

この本↓

 に書かれていた事件について本物のモサド諜報員とスパイのリクルーターがインタビューに答える。淡々と語る殺しのテクニック、口あとくっきりと話しながら肝心な真実はニコリともせずにはぐらかす。彼らの姿を映しているだけなのに凡百のスリラー映画を超える怖さ。特筆はナチ将校にしてモサド協力者オットー・スコルッツェニーの肉声、動画。初めて見た。

 

アフリカの光('75 神代辰巳監督)

日本映画専門チャンネルにて。

www.nihon-eiga.com

アフリカの光 <東宝 DVD 名作セレクション>

アフリカの光 <東宝 DVD 名作セレクション>

  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: DVD
 

ショーケン、男にしか興味ないように見える。桃井かおりにも高橋洋子にも慕われながら田中邦衛が好きなのだ。北の地で知り合ったヤクザ藤竜也とも頬すり合わせ手を握る。1975年東宝配給だとこれ以上は踏み込めなかったんだろうな。漁船でリンチに合うショーケンがマストに昇ってカモメが飛ぶフリをする、そこに井上堯之の曲。テレビモニターに向かって時代の空気を深呼吸した。長谷川和彦はこの映画が最後の助監督、「青春の殺人者」で監督デビューは翌'76年。同じ年に藤竜也は「愛のコリーダ」に主演。ショーケンはテレビ「前略おふくろ様」へ。そんな時代。

 

 

マレーナ(2000 ジュゼッペ・トルナトーレ監督)

中古Blu-rayブックオフで購入。

 少年の性的妄想に見事に応えてくれるモニカ・ベルッチヒトラーに同調したムッソリーニの時代、イタリアもまたこの単純な国家主義を盲信してしまう。少年は黒シャツ党のユニフォームを着るが頭の中はマレーナの事でいっぱい。個人の恋は政治を超越する。政治はしばしば人を不幸に陥れる。そんなものを信じてどうなる、恋に生きよ。

赤坂うまや うちのたまご直売所(羽田)

伊丹空港よりJAL114便で羽田空港着。

47日ぶりの東京。

https://www.jrfs.co.jp/umaya/restaurant2s/haneda/

https://www.instagram.com/p/CAJ2-MSjy8x/

Mitsuhito Shiraha 白羽弥仁 on Instagram: “47日ぶりの東京 #玉子丼 #羽田空港グルメ #北ウイング はレストランはここと #マクドナルド しか営業していない #卵食べ放題 で猛然と #おかわり している方々が”

ライスフィールドで打ち合わせ。