映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「チャーリーとチョコレート工場」監督ティム・バートン at 109シネマズHAT神戸

ロアルド・ダールの児童文学二度目の映画化。
世界中から5人の子供だけが招待された夢のチョコレート工場
ウォンカ(ジョニー・デップ)と名乗る年齢不詳の工場主は、何故か"Pearents"(両親)という単語が話せない。
5人の子供達は父兄同伴で工場内を案内されるのだが、
彼等のわがままぶりが災いして…というお話し。
テーマは「親のしつけ」と「親の愛」。
今更ティム・バートンともあろう人がこれほど単純なお話しを手がけるとは家庭崩壊が世界中で深刻で
あることの危機感から、か。
しかしそのビジュアル・デザインの特異さはいつもながら。
そして前作「ビッグ・フィッシュ」('03)でもそうだったが「ここぞ」という所で泣かせのツボを
押してくる巧さは流石。佳作、お勧め。
映画好きなら「プレイタイム」「2001年宇宙の旅」「サイコ」のパロディも楽しめる。
小学校高学年くらいからなら是非お子さんもどうぞ。

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

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