映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「ディーパンの闘い」監督ジャック・オディアール at TOHOシネマズシャンテ

スリランカの反政府勢力の戦士が妻子を殺され、同じく身寄りのない女性と少女を「家族」として難民申請。フランスに渡って偽装家族の暮らしを始める。銃を手にすることなく必死でフランスで生活を営もうとするが、この地にもまた諍いがあって、というお話し。非暴力で憎悪の連鎖を止めることは可か不可か、というのはペキンパーの「わらの犬」('71)やポール・シュレーダー脚本の諸作がベースか。
徹頭徹尾リアリズムで押し通し、ラストでシュールに飛ぶカタルシスにはグッと来た。
知られざる今日的な難民問題も。佳作、お勧め。