映画的日乗

映画、食、人。西に東に。

「藍色少年少女」監督・倉田健次 at シアターセブン

 国際ファッション専門職大学大阪キャンパスで講義。

 「みとりし」上映中の第七藝術劇場へ。10時の回の上映直後に間に合って、お客さんの顔を見届ける。知り合いが二人。いずれも次回作の関係者で、この映画を観て安心してもらえたようだ。ナナゲイの階下シアターセブンへ。

fujino-kidstheater.net

 既に2013年に完成していたが劇場公開は今年となった。それまでは各地で自主上映していた本作。ノンスター、2時間を超える尺、である。私的な意見としてノンスターはともかく尺に関して言えば、切れる。2時間以内にすることは不可能ではないような気がする。

 ベースにあるのはチルチルミチル「青い鳥」の物語で、大人にとってはルーティーンな暑い季節だが子供にとっては長い人生の大切な一時期、そんなひと夏の話しだ。主役は一人の少年だが、彼は何でもかんでも引き受ける。結果夏の終わりのある日に全ての引き受け事が集中して奔走する。子供の走る姿を捉えたいのはわかるが無理筋だ。一方、ふたりの人物が延々と説明的なことを語るシーンが多いのは非映画的。画に出来ないのが製作費のせいであることは同情するがあまりに繰り返されると睡魔が隙を突く。

 これは好みの問題だが、地方の田舎の町を描いているのに子供達の言葉遣いが都会のチンピラのような言葉遣いなのが気になって仕方がなかった。方言にしないとしても、普遍的な話し方で良かったのではないか。ミチル(広澤草)が慕う先生と称される人物は一体何者?