観終わってからこの映画に関する資料を読むと、原作ではキャラクターのバックボーンがしっかり描かれているようだ。ではそれを抜きに確信犯的に謎を謎のまま放り出すような不親切な演出は、「父・宮崎駿への反抗」と見るのはうがち過ぎか。普通周りのスタッフは止めると思うが。
死を怖れる=畏れることが生の意味であり、人間界の秩序を司るという哲学問答は存外に興味深いものだったが(臓器移植への批判かとも思った)、同伴した6歳の姪っ子には理解は酷というものだろう。
やはり「駿への反抗」で、ジブリとジブリ的なるものを壊したかったのか…何十億円もかけて。
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