映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「魍魎の匣」監督・原田眞人 at 109シネマズHAT神戸。

京極夏彦の人気小説の映画化。原作は未読だが、察するに相当膨大な情報量が詰め込まれていると思われる。それを133分にまさしく「圧縮」するという苦心は相当なものだった筈で、映画前半、登場人物達は心なしか早口だ。
堤真一の登場がかなり後半なのだが(冒頭ちらっと出ます)、計算ずくで「待ってました!」の独壇場となるあたりが痛快。田中麗奈は最近どの映画でも感じの良い好演。