映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「魔法にかけられて」監督ケヴィン・リマ at 109シネマズHAT神戸

姪っ子同伴なので日本語吹き替え版。「白雪姫」と「シンデレラ」をミックスして更に現代的にアレンジしてある脚本が見事。
女王様に仕えるナザニエル(ティモシー・スポール)が王子側に寝返る動機が薄いのとナンシー(イディア・メンゼル)の受け口がやや気になるが大した瑕疵ではない。
クラシックなディズニー伝統のアニメから始まり、CG駆使の実写、最後にまたアニメに戻るという構成に、あらゆるディズニーお約束を放り込み、尚かつひとひねり加えるところにこの作品に込められたリマ監督のディズニー愛を見た。女王様役スーザン・サランドンは楽しんでやってる感じ。
imdb.comによると冒頭とラストのナレーションはジュリー・アンドリュース、リスのピップの声は監督自身がやってるとのこと。ミュージカルシーンの歌まで日本語に吹き替えるのはどうなのかなぁ…。原語版でご覧になることをお勧めします。