映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「おっぱいバレー」監督・羽住英一郎 at 109シネマズHAT神戸。

鼻血を出して興奮している生徒がいて主任教師に「気をつけて下さい」と注意された美人新任教師(綾瀬はるか)が、即座に男子バレー部顧問に任命されるパラドックスに続いて6番目の部員が都合良く現れる展開で、あ、そういうことで行くのですねと真っ当な物語りを期待することを早々に放棄させられる。田舎町に綾瀬が登場したら「マレーナ」('00)のように…とはならないんだな。もうラストでバレー部が負けることは自明。ホテルの逢瀬のシーンは一万年前のアイドルTVドラマを思わせる。1979年の北九州を再現しようとした美術部スタッフの奮闘には拍手。光石研が出てて九州弁じゃないとはこれ如何に。
なお、10:20のこの回、完全一人貸し切り。