ホテルをチェックアウト、胡屋から路線バスでコザ高校前で下車、レンタカーを借りる。
沖縄、戦争史跡巡り。
映画や書籍で見知っている事をこの目で確認したかった。
www.himeyuri.or.jpひめゆりの塔、資料館の少女達の経歴を読むだけで落涙(撮影不可)。
豊見城市、海軍司令部壕、司令官作戦室の堅牢な造り。
自決の跡。撮影を控え、手を合わせる。
最後に南城市の糸数アブチラガマへ(撮影不可)。
ヘルメットと懐中電灯を借り、軍手をはめてガイドさんに先導される。巨大だが真っ暗な鍾乳洞。気温は常に23℃とのこと。
私が案内されている間の一時間でさえ息苦しいのにここに最長三ヶ月もこもらされていた兵士と住民の絶望を思う。
阿鼻叫喚の戦傷兵、夥しい死。外に出て戻った者はスパイ扱いされて処刑されたと言う。
個の否定を是として歩んだ国の当然の帰結としての敗北と取り返しのつかない無辜の民の犠牲。
みて、触れる事で得る感覚と感情は知識を補完し、凌駕する。
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