怒涛の13日間だった。
天候には恵まれた。雨での中止は一度もなかった。
何より、子供がたくさん出る映画で例の疫病が発症しなかったこと。
Pとは4度目のタッグ、撮影部、美術部は「みとりし」以来の2度目、照明部は二十歳の頃から一緒の仲間。
演出部チーフは「ママ、ごはんまだ?」以来。
この気心の知れたスタッフでなければ乗り越えられなかった。
配役は主演の松田るか以外はまだ公表できないが、自分が熱烈に観ていた作品に出演されていた方々だけに、そのフィルモグラフィに私の作品が加わることが光栄でならない。
この映画に携わった全ての方に感謝。