映画和日乗

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「レジェンド・オブ・メキシコ」監督ロバート・ロドリゲス at 三宮東映プラザ

「エル・マリアッチ」('92)「デスペラード」('95)に続く、マリアッチ3部作の「恐らく」完結編。
原題"Once Upon A Time in Mexico"はセルジオ・レオーネ監督を意識しているのだろうが、月とスッポンだな。
メキシコ大統領の暗殺を目論む組織とクーデターを図る軍部が結託、恋人カロリーナ(サルマ・ハエック)を組織に殺されたマリアッチ(アントニオ・バンデラス)は、復讐と国家守護の為戦う…というお話。やたら無意味な殺戮が続き、復讐の情念が拡散してしまっている。
撮影を兼任するロドリゲスは、HDVキャメラをヨガって使っているので
ルックがでたらめで観ていられない。何より我がサルマの出番が少なく、つまらない。