オレゴン州、ポートランドのある高校の何ということはない高校生達の日常をカットを極力割らず、退屈ぎりぎりに見せて行く。
が、我々は迷彩服姿で銃と思しき荷物を携えている二人組がこの学校に入って行くシーンで慄然とさせられる。その後、時間軸を行ったり来たりすることで、「予想されうる最悪の事態」に行き着くまで、スクリーンから目をそらすことが出来ない。
冒頭、泥酔した父親役でティモシー・ボトムズが出て来て、あらら。老けた。
これは、観終わって暗澹たる気分にさせられる。「病んだアメリカ」そのものだ。
大統領ブッシュはこの映画を観るのだろうか?観ても理解が及ぶかどうか危なっかしいが。