スリラーなので、ストーリーは伏せておく。この映画、バラク・オバマ氏の米国次期大統領当選以前と以後では印象が違うだろうし、オバマ以後ではつくられることもないであろうプロットだ。それほどまでに現政権、現大統領への不信感と侮蔑を感じる。イラク戦争への明確なアンチテーゼであると同時に、ヒッチコックへのオマージュや、かの映画史に燦然と輝く名作の本歌どりもあったりでカルーソ監督の映画小僧ぶりも楽しめる。携帯電話のバッテリーが果たしてどうなっとるのか、という疑問もあるが、それでも政治的な意思表示の意義が凌駕する。ビリー・ボブ・ソーントン好演。
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: Blu-ray
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