映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「さざなみ」監督アンドリュー・ヘイ at シネリーブル神戸

主演シャーロット・ランプリング、「さざなみ」という邦題。予備知識なくスクリーンに正対したので、観るまではてっきりフランソワ・オゾン風フランス映画だと思い込んでいたらイギリス映画だった。一週間を曜日ごとのセンテンスに区切って展開するのでこれはまたエリック・ロメール信奉かと思いきやそうでもない。尤も、ロメールはこんな老年夫婦は描かなかったが。
シャーロット・ランプリングに尽きる。酔って叫んだり吐いたりあからさまに動揺したりする夫(トム・コートネイ)とは対称的に、静かに感情の波を立てるランプリングの絶妙に平伏する。
あのエンディング、あの一瞬から逆算して全てのドラマを構築したのだろうか。その直後の絶妙なタイミングで入って来るエンドロールの曲にシビれる。
佳作、お勧め。



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