映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「台北カフェ・ストーリー」監督・蕭雅全 at 第七藝術劇場

EPは侯孝賢。蕭監督はかつて侯監督の助監督だったそう。
台湾、台北が舞台。美人姉妹がカフェを経営し始める。美味しいコーヒーと洋菓子で客をもてなすが、知人友人の来店がひと段落すると客足が途絶える。のんびり屋で飽きっぽい姉と正反対の妹は、客が自由に物々交換出来る店にすることを思い立つ。決して売買はせず、等価交換かどうかは本人次第。中には歌詞集と自分の唄う歌を交換したり…そんなある日、人気の出だしたこの店に投資したいという会社が現れる…というお話し。
何年か前に日本の女性がフィンランドで食堂を営むという映画があったが、あのセンのようである。が、センスとしてはこちらの方が数段上。カフェの居心地の良さが伝わって来る。ただ、ひたすらにムードの映画であり、姉妹の美しい容貌や可愛いしぐさを楽しむことを是としない限り楽しめない。
台北の観光映画としては成功していると思う。台北に行ってあのカフェを訪ねてみたくなること受け合い。
実在するらしい。http://www.bit-films.co/page_cafe.php


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村