映画的日乗

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「ベイビー・ドライバー」監督エドガー・ライト at 109シネマズHAT神戸

www.babydriver-movie.comウォルター・ヒル監督「ザ・ドライバー」('78)が好きな映画人は多いようだ。

「ドライヴ」('12)というあからさまなオマージュがあった後にまだやるのか、と思ったのが観る前、始まったらベースは「ザ・ドライバー」ながら「現金に体を張れ」('56)で「ミニミニ大作戦」('69)で「ヒート」('95) で「ゲッタウェイ」('72)だった。

ちなみにキューブリックの「現金に体を張れ」はタランティーノの「レザボア・ドッグス」('92)のベースだ。

そんな訳でエドガー・ライト監督がタランティーノに勝るとも劣らぬ犯罪映画マニアであるのは自明なのだが一味違ったのは音楽のセンス。リズムやビートに映像の方を合わせるというMTV仕様。一方でルックは随所にクラシックなゆったりとした画の構えと編集を随所に盛り込んで来る。

映画の趣味と、青年の孤独と挫折とピュアな恋というクラシックなテーマを音楽で増幅させるテクニック。ペキンパー「ゲッタウェイ」のラストと同じシチュエーションにサイモン&ガーファンクルの「ベイビー・ドライバー」を載せるセンスにビリビリ痺れた。

傑作、お勧め。IMDbで見つけたこの記事

www.imdb.com何のことはない、自分の好きな映画を本作にぶち込んでいることをバラしているようなものだ。