映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

台北市中正區羅斯福路一段「金峰魯肉飯」

金峰魯肉飯  南門市場排隊美食-金峰滷肉飯,以其親民價位擄獲不少客人芳心,(雖然馬麻說,跟他們那個年代相比,已漲價了不少:P)從早上八點營業到凌晨一點,絡繹不絕的饕客們,讓大食女每每經過都看傻了眼...,這次收到<OpenR...joyaijia.pixnet.netwith 白羽ゼミ5期生有志

魯肉飯ほか。久しぶりに来たが絶品。前夜から何も食べていないという教え子達は無言でがっついていた。

 


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シェラトングランド台北内「桃山」

関西国際空港よりBR177便で台湾桃園国際空港着。

シェラトングランド台北にチェックイン。

 

with 安娜李嬢。美味端麗。


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「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」監督ブレット・ヘイリー at シネリーブル神戸

www.heartsbeatloudmovie.com  NY、ブルックリン。中古レコード屋の親父(ニック・オファーマン)は商売っ気が無い、気に入らない客は追い返す。そもそも自分が元ミュージシャンで趣味の延長のような仕事。しかしいよいよ閉店しなければならない。妻は事故死、聡明な娘(カーシー・クレモンズ)は西海岸の医学部に入学することになっている。貧しいが麗しい親子愛に満ちいてる。が、親父の方が娘と離れるのを嫌がって一緒に歌を作ろうとなり、気まぐれに歌ってみた娘だが、親父はその気になって音楽活動やろう、医学部どうでも良い、と言い出す。要は「子離れ出来ない親父」のお話し。

 ヘイリー監督、いろいろたくさん撮っているキャリアの監督だけど、ロケセットからロケセットに繋ぐテレビドラマ仕様。親子のレコーディングや演奏をダラダラ工夫なく見せるのは凡庸。寝たよ。娘が西海岸に行く、その為に同性の恋人と別れなければならない、つまり東西の交通費さえままならない貧困、だから医学部目指すのよ、となるのかと思いきや、グスグズしたエンディング。認知症のお婆さん、親父の女友達いずれも中途半端な人物造形とエピソードで退屈。娘の恋人役サーシャ・レーンだけが目をひく好演。

 金かかってない、かけられなかったのだろう、そういう意味では日本映画みたいで多少の同情。

「さよならくちびる」監督・塩田明彦 at OSシネマズミント神戸

gaga.ne.jp  冒頭、 黒いSUV車の中に座る男一人、女二人の行動と会話だけで見えて来る人間関係。終始引き気味のショット、一人の人物だけが居るように見せて、キャメラの位置が変わるともう一人人物がいる手法。映画的な密度の濃さにワクワクする。この三人が歌を歌いながら旅をするというだけで永遠の青春が予感される。口では「解散する」と言えば言うほど、だ。オツムの弱い子向けに量産されるイケメンキラキラエーガの、半分か三分の一くらいの製作費であることが冒頭のクレジットから想像出来てしまうが、そんなこの国の不条理をどんと引き受けながら塩田監督は日本列島の旅に出る。時にざわざわと木が揺れる風の強さは、勿論大型扇風機を用意した訳ではないだろう、台風が来るのを待っていた訳ではないだろう、偶然の産物なのにそれが彼女等の歌う詩の世界に心情的に重なるように見える奇蹟。

 ハル(門脇麦)の喜怒哀楽がはっきりしない顔、レオ(小松菜奈)の不安定ぶりがそのバックボーンに反映していて秀逸。ステージも熱くない、興奮せず淡々と歌う。タンバリンの男シマ(成田凌)の諦観と微かな希望が交互に現れる仕草と言葉。

 ちょっと小津の「浮草」('59)の鴈治郎を思い出させるシマの男っぷり。京マチ子がハルで若尾文子がレオか。小津の時代の風景の豊かさに反して、現代を旅する彼等が車のフロントガラスから見ている風景の貧相に情けなくなる。

 世界中にこんなバンドの物語が実際に今日も明日もゴマンとあるだろう。シマが過去の自分のバンドの話や、学生時代の親友と音楽のエピソードを話すが、映画の中でそれらは続き、音楽を巡る旅は延長され、物語は繰り返される、そんな暗示が素敵だった。

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」監督マイケル・ドハティ at TOHOシネマズ梅田

www.instagram.com  亡くなった板野義光さんがEPでクレジットされているのは何故なのか分からないが、中国系の名前がプロデュースチームに複数見られ、その所為かどうかオープニングは中国雲南省モスラの幼虫。いきなりモスラで始まり、これを携帯コンロみたいな機器でコントロールするという科学者母娘。長男はゴジラに殺されていて、夫とは離婚、この元夫婦が怪獣はコントロールすべし、という側と殺すべしという側に分かれている。が、母娘は元英国軍人グループ(よく分からん組織)に誘拐され、南極に眠るキングギドラをこの携帯コンロで目覚めさせる。これからこのかーちゃんの暴論で世界中の怪獣が目覚め、ゴジラと対戦するというかなり荒っぽい筋立て。雲南省の科学者チャン・ツィイーが中国と米国を瞬間移動するのでステルス戦闘機で移動しているのかと思いきや、映画を観終わってから知った、双子の科学者だったという設定。本家「モスラ」の設定に合わせているのか。渡辺謙の特攻も「日本人ならカミカゼ」という思い込みに見えて仕方がない。今際の際だけ日本語でと。メキシコの山の上に居座るラドンの画面上手の十字架、ゴジラが神で「復活」という暗示か、世界中で暴れている怪獣達だが群衆が逃げ惑うこともなく、ボストンのど真ん中で救われる家族は主人公達だけというのも「神を信じなさい」ってことか。紀元前に滅びた海底都市にカタカナでゴジラの文字、誰か注意したれよ紀元前にカタカナて。怪獣プロレスはお腹いっぱい。

 本作の見所は素晴らしいサウンドで奏でられる伊福部昭ゴジラ古関裕而モスラのテーマ曲、そこに板野義光さんと中島春雄さんの在りし日の写真が重なる凝ったエンドロール。全体、ドハティ監督の怪獣愛は伝わるけど。


【公式】「三大怪獣 地球最大の決戦」予告 ライバル怪獣キングギドラが初登場するゴジラシリーズの第5作目。

 

 

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