1955年東宝作品。昔TVで観て以来、ほとんど中身を覚えていなかったが、「屋久島に赴任」は
覚えていた。ニュープリント、そして国内最高設備のこの映画館で観ると、細部が耳目に染み渡る。
ベッドシーンなどワンカットもないのに、1955年のこの映画の、なんと淫蕩なことか。
堕ちて行く高峰秀子の「どうしようもなさ」、岡田茉莉子を目だけで誘う森雅之、
何も言わず応える岡田の強気…こんな役者が現代にいない。こんな大人の映画が、ない。
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