映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「この胸いっぱいの愛を」監督・塩田明彦 at 東宝関西支社試写室

このミもフタもないタイトル、柳の下の3匹目、4匹目か、またも「難病+純愛」もの。
デパート勤務の男(伊藤英明)が仕事で東京から北九州、門司に向かう。そしてかつて自分の暮らしたことのある家に辿り着いたら、そこは20年前の世界だった。9歳の自分に出会い、更に死んだはずの憧れの女性が生きていて…というお話し。
門司に空港なんかないだろ、という疑問と、家に辿り着く前に空港に降り立った時点で20年前にタイムスリップしていることは気がつく筈…という疑問に苛まれつつ映画を観ていると、やはりその点がこの映画のトリックの重要ファクターであることが後半になって判明する。良いダイアローグもあって楽しめるが最早新鮮味なし。また、いや「まだ」こんなのに客が入るんだろうか。嘆息。
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